1-ピンクダイヤモンドとは?
1.1 アーガイル鉱山閉山により高まるピンクダイヤモンドの希少価値
1.2 アーガイル鉱山の閉山
2-安価なピンクダイヤモンドの正体
2.1 ピンクダイヤモンドのトリートメントってなに?
2.2 一般的なピンクダイヤモンドのトリートメントの方法
3-ラボグロウンダイヤモンドでピンクダイヤモンドを手に入れることをお勧めする理由
1-ピンクダイヤモンドとは?
ピンクダイヤモンドは、非常に希少なダイヤモンドの一種です。通常のダイヤモンドは無色またはわずかに黄色がかっていることが一般的ですが、ピンクダイヤモンドはその名の通り、ピンク色を帯びています。この美しい色合いは、希少性と美しさから非常に高い価値を持つことで知られています。
ピンクダイヤモンドの色合いは、内部に微量の窒素やその他の不純物が含まれていることによって生じると考えられています。しかしピンクダイヤモンドが他のダイヤモンドよりもピンク色を強く発色させる要因はまだ完全には解明されていません。
1.1 高まるピンクダイヤモンドの希少価値
アーガイル鉱山は、オーストラリアの西部に位置し、1983年からピンクダイヤモンドの採掘が行われてきました。しかしながら、鉱脈の枯渇と経済的な要因から、2020年11月に閉山が決定されました。アーガイル鉱山の閉鎖により、世界で最も生産性の高いピンクダイヤモンド鉱山の一つとしての地位を終えました。この出来事をきっかけに、ピンクダイヤモンドの希少性は一層高まることとなりました。これまでアーガイル鉱山からの生産が市場を供給していたため、閉山によりその供給源が失われ、ピンクダイヤモンドの入手がより難しくなりました。この希少性の高まりが、ピンクダイヤモンドの価格に影響を与え、市場価値を押し上げています。
2-安価なピンクダイヤモンドの正体
一方で市場に大変安価なピンクダイヤモンドが出回っていることに気付かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この安価なピンクダイヤモンドについては、注意が必要です。これらは本来その石が持つピンク色ではなく、人工的に着色されたものである可能性が高いです。通常、天然のピンクダイヤモンドは非常に希少で、その色は微量の不純物や結晶内の異常な構造から生じるものです。しかし、市場にはピンクダイヤモンドにさらに色を与えるために人工的な処理(トリートメントと呼ばれる)を施されたものも存在します。
2.1 ピンクダイヤモンドのトリートメントってなに?
ピンクダイヤモンドのトリートメントは、ダイヤモンドの色合いや外観を改善するために行われるプロセスです。トリートメントは、主に低価格のダイヤモンドやその他の宝石に対して行われます。
2.2 一般的なピンクダイヤモンドのトリートメントの方法
1、ハイプレッシャーハイテンパーチャリング (HPHT): ハイプレッシャーハイテンパーチャリングは、高い圧力と高温を利用して、ダイヤモンドの色を変えるプロセスです。これにより、天然のピンクダイヤモンドの色合いが強化されることがあります。HPHT処理は比較的一般的であり、他の色も改善するために使用されます。
2、放射線処理: 放射線処理は、ダイヤモンドに放射線を照射して、色の変化を引き起こすプロセスです。これにより、ピンクダイヤモンドの色がより鮮やかになることがあります。ただし、この処理は安定していない色が変わることがあるため、慎重に行われる必要があります。
3、コーティング: ダイヤモンドの表面に薄いコーティングを施すことで、色を強調したり改善したりすることがあります。ただし、コーティングは通常耐久性が低く、時間とともに摩耗する可能性があるため、注意が必要です。
これらのトリートメントにより、本来のピンクダイヤモンドよりも安価で提供されることがあります。トリートメントについてはその事実が正確に記載された鑑定書があれば記載が確認できますが、非常に安価なもの、小粒のメレダイヤモンドについては鑑定書がつかないことも多く注意が必要です。希少価値のあるピンクダイヤモンドをお探しの方は信頼できるジュエラーにご相談ください。
3-ラボグロウンダイヤモンドでピンクダイヤモンドを手に入れることをお勧めする理由
手頃な価格でピンク色の美しい宝石を手に入れたいと考える人にはラボグロウンピンクダイヤモンドが適しています。天然ダイヤモンドのトリートメントはグレードの低いダイヤモンドを人工的に着色し、ピンクの色合いを濃くし、内包物を目立たないようにしていることが多いのです。その点、ラボグロウンダイヤモンドは制御された環境で製造されるため、品質が安定しています。基本的にグレードの低いものを探す方が困難で、より高品質で美しいものを選ぶことができます。
DIALLUREで取り扱いのダイヤモンドジュエリーはオーダーメイド対応のためピンクダイヤモンドをセットすることも可能です。天然のピンクダイヤモンドは希少価値が高くご希望の4Cのものが手に入るかはご縁となります。探されている方は一度ご相談ください。
ラボグロウンダイヤモンドのピンクダイヤモンドであれば比較的安定的に入手が可能です。こちらも一度ご相談をいただければ幸いです。
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